バーコードによる巡回点検システム「見巡りくん」

製品概要

簡単操作で、きめ細かな巡回点検をスピーディに

  • 点検物と、想定する点検結果のバーコードと内容(文字情報) を印刷した点検シールを、点検物やその周辺に貼付して、ハンディターミナルでバーコードを読取ると、 誰が(点検者)、いつ(日時)、 どこで(場所)、何を(点検物)点検して、 どうであったか(点検結果)が入力されます。
  • 各種装置の計測器の値や貴重品等の数量入力もでき、異常値の場合はアラーム音を発します。
  • 点検の際に不具合を発見して、その場で処置を行い、正常になった場合は、即時処置入力ができます。
  • 点検の時に行われなければならない操作や取扱い方法等のアドバイスを画面で表示します。

点検グループも点検順序もサイクルも自由設定

(ハンディターミナルの兼用も可)

  • 点検サイクル(日、週、月等)毎に点検内容点検順路を決めて 点検グループとして登録することができ、 点検グループを指定してハンディターミナルに取込むことができます。

人の五感で前兆チェックし、トラブル回避を

  • 点検中に報告を要する事態が発生した場合は、「報告有」を入力すると、点検報告書に表示します。
  • 点検物の所に行って、人が五感を働かせて「ひび割れあり」、「異臭がする」、「熱を帯びている」のような、 トラブルの前兆や異常を発見して入力することでリスク管理の向上を図れます。

お任せ点検でも作業は容易、手抜きや改ざんは許しません。

  • 点検物の所に行って、点検結果の文字情報を見ることにより、 未熟な点検者でも点検漏れやミスの防止と点検の質の向上を図れます。
  • 点検結果のデータはハンディターミナルからコンピュータに直接取込むことにより改ざんを許しません

スピーディな点検報告、点検履歴で責任の明確化

  • 点検結果を迅速に集計し、点検経緯と結果は点検報告書として出力します。 又、点検結果のデータは電子保存するので、以後に発生したトラブルの究明に役立てられ、リスク管理に貢献します。
  • 巡回点検の質の向上と作業工数の低減化により、点検コストの削減が図れます。

巡回点検のコストパフォーマンス(費用対効果)の向上

  • 複数の巡回点検に兼用でき、更に、各拠点の点検データを電話回線で巡回点検ソフトに収集できます。
  • 点検の入力にバーコードを使うため、点検物や点検結果が増えてもコストはあまり掛かりません。

システムの運用手順

点検マスターの設定 点検に必要な点検情報(場所や点検物、点検結果等)と点検の順番をあらかじめ設定していただきます。
点検データ作成とハンディターミナル登録 点検マスターをパソコンに登録して、パソコンからハンディターミナルに登録します。
点検シール作成と貼付 点検場所、設備及び点検内容などのチェック用の情報を、バーコードのシートに印刷し、点検場所に貼り付けておきます。
巡回点検(入力) 点検者は自分のバーコードをハンディターミナルで読んでから、画面表示に基づいて点検物の所へ行って、点検結果のバーコードを読取ります。
点検結果データをパソコンで処理 ハンディターミナルに入力した点検結果のデータをパソコンに取込んで、点検報告書などの管理資料を作成します。

点検データの作成

バーコードによる巡回点検システム「見巡りくん」

点検結果を表すバーコードシート(例)

一次元バーコード
二次元バーコード(QRコード)

点検結果の入力方法は

  • バーコード読取り

    点検物の所に行って、点検結果(例:○○工場空調機、異音あり)のバーコードをハンディターミナルで読取るだけで入力されます。
    ※バーコードの読取り不良の場合は、ハンディターミナルの画面からキー入力ができます。

  • 数値データ入力

    計測器等のバーコードを読取り、ハンディターミナルの画面とテンキーにより、計測値や数量を入力し、許容範囲のチェックもできます。

オプション

  • 数字コードの入力

    点検物のバーコードシールを貼付して、点検の際には点検物のバーコードを読取り、点検結果は数字コードをハンディターミナルでキー入力します。

  • 複数計器値入力

    計測盤のように、複数の計測器がある所では、まず、名称(例:□□計器盤)のバーコードを読取り、次に計測器の数値をテンキーで入力します。

参考:当社でバーコードシールの耐久性を調べる為に、車のバンパー、私有地内電柱に貼付して、約30ヶ月間経過後でも剥がれることもなく、正常に読取ることができました。

見巡りくんの流れ

点検内容の登録
  • パソコンの登録画面にて、点検物(場所と点検物)と想定される点検結果を登録し、これをもとにバーコードシートを発行します。
  • 点検者全員の氏名と番号を登録し、点検者の名札(点検者バーコードシール)を発行します。
  • パソコンに登録した点検内容(点検順、点検物、点検結果)をハンディターミナルに取り込みます。
  • 点検物の場所と点検物、点検結果を印刷したバーコードシート(点検シール)を所定の点検物又は、近傍の壁などに貼付します。
点検者の特定
  • 点検者の名札(バーコード)を読取り、点検者は誰であるかを入力します。途中で交替する場合は、その点検者の名札を読取ります。 又、同時に、点検者の携帯する物を画面に表示します。
見巡りくん:製品概要
巡回点検の手順
  • 点検者はハンディターミナル(又は、携帯電話機)を携帯して、まず、自分の名札を読取ってから、ハンディターミナルの画面に表示された点検場所に行き、点検物の状況を見て点検シールの該当する文字情報の点検結果を示すバーコードを読取ります。
  • ここで、誰(点検者)が、いつ(何時)、どこの何(点検物)を点検して、どうだったか(点検結果)を、ハンディターミナルに記録します。
  • また、点検の済んでいない点検物をハンディターミナル(又、携帯電話機)の画面に表示するので、点検洩れのチェックが可能です。
  • さらに、点検する計測器などの数値データを入力も出来ます。

点検データの収集

《ダイレクト収集》
点検データを直接パソコンで収集

点検報告書作成

巡回点検フォローシステム(オプション)

  • 異常点検結果のフォロー

    高重要度の点検結果について、点検結果処置指図票を発行して処置を促します。

  • 巡回点検のトレーサビリティ

    誰が、いつ、どの異常点検結果に対して、どうしたか(処置)が電子記録として残ります。


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